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手紙
もう忘れてしまいたくて、日付は昔みたいには覚えないようしたことに驚いた。

ゆうの時は、もう、しがみついていたくて、それしかなくて、
自分には彼しかいなかったから、これからももうないと本当にその時は思った。
だから日付でもなんでも細かなことを忘れさって何もかも風化していくことが嫌だった。

でも今回はなんだったんだろう。
この5年間はなんだったんだろう。
自分に対して、相手に対して、ズルい気持ちで始まったから、ズルい気持ちで終わってしまった。

だからこそ、私に残ったものは何もなくなってしまった。
愛してる人もいる。
私には家族もいる。
だけれど、私が持っているものは何もない。
自分で家族をつくったわけでもなければ、
愛する人が自分のものであるわけでもない。

でも最後のほうは、
自分では言えないから、早く言ってほしかった。
もう残りの1年間は気持ちも薄れてなにもなかった。
行為もほんとうに辛かった。
ただただ向こうが果てるのを待って何もない喘ぎ声をあげて
ただただ待ってた。
その行為にならないようにならないように、
最後のほうは本当に避けて避けて、
5年間はたった1日で終わった。
叫ぶことも、泣き喚くこともなく、
彼が帰っていくのを見送り、カフェのトイレで少しだけ泣いて、
あたしはその足で文字のとおり彼の元に走っていったのだ。

話す言葉とは無関係に涙が止まらなかった。
少し彼のそばで寝させてもらって起きたら泣いて、
朝のコーヒー屋さんでまた泣いて。
声が出たのは最初だけで、後はただ涙が出るだけだった。
楽しいことを話してるはずなのに、なにも関係ないことを話してるはずなのに、
止まらなかった。

少しだけ別れるための理由を聞いて、
それがすこし残念な内容で、
胸にとどめた。
その後、遅番を知らせる日付のメールのあとに、
ありがとうと言ってくれた。
私はメールを返すことはなかった。
知らされた遅番の日をみて、荷物を取りに行ったら
私の荷物はダンボールにまとめられてて、
それはそれでショックだったけれど、
ダンボールの横に持ち帰れるようの紙袋がいくつもあって、
うんうんわかってるよありがとうと思いながら、
ポストにキーをいれました。

ちゃんと人とお別れするなんてことは、ゆう以来だった。
でも取り乱すことがなくて自分に安心しました。
自分の保身ばっかりで、やんなっちゃうけれどさ。

5年間、支えてもらい続けてばかりだった時間でした。
平日の2日は彼の部屋に泊まりに行って、土曜日は彼の家で過ごして
日曜日に帰って、またお仕事。でも仕事を1日行けば、
彼の家で過ごして、笑って一緒にプリンを食べた。
一緒にお風呂入って歌をうたって彼の隣で安心して寝れた。
地震があった時はおおいかぶさってくれて、お祝い事の時は彼が率先して色々なことをやってくれました。
ありがとう。ゆうがいなくなったその隙間を埋めてくれたばかりでなく、
人として最低なことを続けたわたしに愛ばかりくれました。
まぎれもなくあなたは私だけを見ててくれました。

こんな風に振り返ることなく、
あなたと別れてから、今日まできました。
振り返れてよかった。

ミクロもね、どんどん黒がすすんでしまって、
最近はもう会っていません。
あなただけが変わらずずっと5年間いてくれました。
最後も気を使ってくれてありがとう。

またきっと一緒に飲める仲になるのかな。
もう二度と会わない気はなんだかしていません。
多分おだやかに別れられたからだと思います。

あんまり感謝の言葉ばかりだとうっとおしいだろうから、
これで最後にするけどさ、
本当はあなたに伝えたかったな。こういう気持ち。
意地っ張りでごめんね。ありがとう。

JUGEMテーマ:恋の話
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